| 現在の日本では、1995(平成5)年に起きた阪神大震災に学び、家を建てる前に、地盤調査を行うことが定着してきました。地盤調査では、地質と地耐力の両方を解明し、その結果に基づいて、適正な地盤改良の方法や基礎形状を検討することになります。
地盤の基となる土は、土粒子と水と空気で構成されます。土に含まれている水と空気の量が多ければ多いほど、軟らかい土(悪い地盤)になります。逆をいうと、水と空気が少なければ少ないほど硬い土(良い地盤)となるので、地盤改良は、「水を抜く」「空気を抜く」「固める」が基本となります。 地盤改良の工法には、置換工法、脱水工法、締め固め工法、固結工法、杭を密に打つ工法、強制圧密脱水工法、間隔水圧消散工法の7種類があります。それぞれの工法によって、適用の土質や改良の効果が異なります。 柱状改良は、固結工法に分類され、粘性土の改良に適しています。地盤の強度増加や変形抑制などの効果があり、鉄骨3階建て住宅のような小中規模の建物に、よく採用される工法です。 柱状改良は、軟らかい土をセメント系固化材で固める工法です。手順は、まず地盤調査の結果と建物の設計図を基に、杭の径、深さ、位置、本数を決め、工事に取りかかります。最初にセメント系固形材の体積分の土を掘り出し、その後、ミルク状にしたセメント系固化材を注入しながら、攪拌翼をつけた掘削機で掘削・混合・攪拌を繰り返して、強固な柱状改良体を造る工法だそうです。 無振動・無騒音の小型機械を使用するため、狭い敷地でも施工が可能で、地下水位が高い地盤・崩壊性の高い地盤でも施工が可能です。 施工可能深度は最大12m程度だそうです。その後、基礎工事を行います。 |